メンバー紹介

中村 努

研究員

中村 努

Tsutomu Nakamura

1979年、兵庫県生まれ。
東京大学総合文化研究科博士後期課程修了。東京大学大学院総合文化研究科学術研究員、高知大学教育学部講師、流通経済大学経済学部准教授を経て、現在中京大学教養教育研究院准教授。博士(学術)。
専門分野は人文地理学であり、一貫して地理学的な視点から医療供給体制の研究に取り組んできた。研究手法としては、フィールドワークを重視しており、数多くの企業のみならず、行政、医療施設、職能団体、地域住民に対する聞き取り調査も実施している。
現在、地理学の視点から、(1)地域包括ケアシステムの再編成プロセス,(2)救援物資のロジスティクス、(3)医療供給体制の国際比較、(4)地理学の成果を踏まえた地理教育の実践、について研究している。

著書

(単著)

  • 『医療システムと情報化―情報技術の受容過程に着目して―』(ナカニシヤ出版,2019年)

(共著)

  • 『救援物資輸送の地理学』(ナカニシヤ出版,2017年)
  • 『地図でみる日本の健康・医療・福祉 』(明石書店,2017年)

(分担執筆)

  • 『流通空間の再構築』(古今書院,2007年)
  • 『日本のすがた〈4〉中部地方』(帝国書院,2013年)
  • 『小商圏時代の流通システム』(古今書院,2013年)
  • 『インターネットと地域』(ナカニシヤ出版,2015年)
  • 『東日本大震災と地理学』(笹氣出版,2018年)
  • 『新・日本のすがた〈4〉中部地方』(帝国書院,2021年)
  • "Towards Community-based Integrated Care and Inclusive Society: Recent Social Security Reform in Japan" (Springer, 2021年)
  • 『地理学事典』(丸善出版,2023年)
  • 『フィールドから地球を学ぶ』(古今書院,2023年)

論文

  • 「台湾緑島のケア供給における重層的ローカル・ガバナンス」(『人文地理』73:55-74,2021年)
  • 「中山間地域の生活支援ニーズと地域福祉活動の特徴―高知県いの町吾北地区を事例に―」(『E-journal EGO』16:201-218,2021年)
  • 「2021年学界展望 流通・交通・サービス」(『人文地理』74:312-318,2022年)
  • 「地域福祉におけるローカル・ガバナンスの変遷―高知市の事例― 」(『E-journal EGO』17:369-383,2022年)
  • 「京都市における在宅医療体制の地域的展開」(『都市地理学』18:38-46,2023年)

など